ほくろ(ホクロ)は黒アザの一番小さい形であり、医学用語では色素性母斑(しきそせいぼはん)あるいは母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)と呼ばれています。ほくろ(ホクロ)は、母斑(色素)細胞というメラニン色素を持つ細胞(メラノサイト)の増殖巣よりなる良性の皮膚病変です。ほくろ(ホクロ)は良性ですが、次第に大きくなったり盛り上がったりします。色調は黒褐色や薄茶色が多いのですが、中には肌色のものもあります。大きさはほとんどが1cm程度までです。ほくろ(ホクロ)は、境界型(表皮と真皮の境界部で母斑細胞が増えている)、複合型(境界部と真皮の両方で母斑細胞が増えている)、真皮内型(真皮内で母斑細胞が増えている)といくつかのタイプに分かれます。幼小児期には境界型から複合型だったものが、時間の経過とともに真皮内型へと推移していくようです。大人の顔のほくろは真皮内型がほとんどです。 ほくろには良性と悪性があります・・・ 素人目にはただのほくろに見えても、実は重大な病気であることもあります。急に大きくなった、ほくろの表面に出血やただれが見られる、色が周りに滲み出した、周囲に点々と広がった(衛星化)、色が変わった、急に盛り上がってきた、などの場合には、悪性である可能性があります。ほくろに似た悪性病変(ガン)として、悪性黒色腫や基底細胞癌があります。鑑別するためにルーペや顕微鏡を使って拡大して観察して診断します。しかし、最終的には病理組織検査によらなければなりません。 ほくろ(ホクロ)は良性であると診断された場合、放っておいても健康を害するものではありません。病気ではなく、アザの一種なのです。ほくろは誰にでもありますが、場所や数によってはとても気になるものです。顔の印象に影響を与え、目障りとなったり、老け顔にみられることもあります。4mmを超える大きいもの、正中線近傍のもの、眉、目、鼻、口唇などの線を乱すもの、数が多いとき、2つ以上並んでいる時などです。こうした条件に当てはまるほくろは周りの人の視線を集中させて目立ってしまいます。 いかに傷跡を最小限にしてキレイに取るか・・・ ほくろ取りは美容手術の一分野となっています。必ずしもほくろをすべて取る必要はありません。 お顔にマイナスのイメージを与えているホクロだけを取ります。たった1つのほくろを取るだけでも顔の印象をスッキリと変えることができます。一度に複数のほくろを取ることも当然可能です。 ほくろ(ホクロ)は、そのタイプ、大きさ、場所により外科的治療あるいはレーザー治療というように治療方法が異なってきます。いずれのほくろ(ホクロ)治療もシミ(しみ)治療と異なり傷跡が必ず残ります。ほくろ(ホクロ)が傷跡に置き換わるわけですから、傷跡がキレイでなければ、むしろ治療を受けずにほくろ(ホクロ)があったままの状態のほうが自然でキレイな場合もあるぐらいです。ほくろ取りは単にメスでえぐったり、レーザー照射すればいいのではなく、いかに傷跡を最小限にしてキレイに取るかが美容手術では重要視されるのです。 どの方法で除去するかは顕微鏡を使った肌診断後、1番きれいに取れる方法をアドバイスいたします。ほくろ取りの治療時間は5〜10分間ほどです。ほくろ取りには局所麻酔が必要です。麻酔時に一瞬チクッとします。麻酔後は無痛となります。 ▲このページのトップ |
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